もくじ
下鴨神社 (しもがもじんじゃ)
京都市左京区に鎮座する
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。
通称・下鴨神社で知られる山城国一宮で
世界遺産のひとつでもあります。
上賀茂神社と共に
葵祭でも有名な神社ですね!
今回の記事では、下鴨神社の
境内や糺の森、摂社、末社他
素敵な御朱印の数々など
下鴨神社の魅力をご紹介します♪
下鴨神社・楼門
御祭神と御由緒
御祭神
(東殿)
玉依姫命
(タマヨリヒメノミコト)
(西殿)
賀茂建角身命
(カモタケツヌミノミコト)
創建
不詳
社伝では神武天皇の御代に
御蔭山に祭神が降臨したと
されています。
また、崇神天皇7年に
玉垣の修造の記録がある為
この頃の創建とされる説も
あるそうです。
平安時代以前から存在する
京都で最も古い神社のひとつ。
上賀茂神社の御祭神、賀茂別雷神の
母神である玉依姫命と
玉依姫命の父神・賀茂建角身命を
祀ることから上賀茂神社と共に
賀茂社と呼ばれています。
ご利益
縁結び 五穀豊穣 学業成就
家内安全 など
札所等
神仏霊場巡拝の道
101番(京都21番)
境内と見どころ
糺の森
下鴨神社の境内にある鎮守の森は
賀茂川と高野川の合流地点に
発達した原生林。
広さは12万4千平方メートル。
東京ドームの約3倍の広さです。
流鏑馬神事や葵祭などの
祭事所になります。
最寄り駅、京阪・出町柳駅で降り
河合橋を渡るとすぐ右手に
見える看板。
風に靡く木の葉の音、
小川のせせらぎ…
「生命」を感じる森です。
摂社・河合神社
表参道を進むとすぐ左手に
見えてくる摂社・河合神社。
御祭神は玉依姫命。
美人祈願、安産、育児、
縁結びなどの御利益があります。
鏡絵馬で美人祈願
美麗の神様・玉依姫命に
美しくなれるよう祈願し
絵馬を奉納します。
奉納された絵馬。
若い女性の参拝者が多かったです。
方丈庵
下鴨神社の神事を統率する禰宜の
次男として生まれた方丈記の作者
鴨長明のゆかりの地でもある
河合神社の境内に復元された
長明の方丈。
貴布禰神社
御祭神は高龗神(たかおかのかみ)。
水の神様です。
六社(むつのやしろ)
(北方から)
諏訪社
御祭神:建御方神(タケミナカタノカミ)
衢社(みちしゃ)
御祭神:
八衢毘古神(ヤチマタヒコノカミ)
八衢比賣神(ヤチマタヒメノカミ)
稲荷社
御祭神:宇迦之御魂
竈神(かまどのかみ)
御祭神:
奥津日子神(オクツヒコノカミ)
奥津比賣神(オクツヒメノカミ)
印社(いんしゃ)
御祭神:霊璽(れいじ)
由木社
御祭神:少彦名神
任部社(とうべのやしろ)
御祭神は八咫烏命。
かりんの美人水
休憩処で頂けます。
末社・雑太社
第一蹴の地
馬場の中ほどにある
末社、雑太社(さわたしゃ)。
御祭神は神魂命(かんたまのみこと)
と賀茂建角身命です。
明治43年(1910)9月10日、
神魂命の「たま」は「球」に
通ずるとして、糺の森の
社前の馬場にて第三高等学校
(京都大学と岡山大学の前身)と
慶應義塾大学生の間で
初のラグビーの練習が行われた、
日本ラグビーの歴史の始まりの
場所なのです。
奉納された沢山の
ラグビー絵馬。
末社・相生社
縁結びのパワースポット
末社、相生社(あいおいのやしろ)の
御祭神は造化三神の一柱
である産霊神(むすびのかみ)。
古くから縁結びに霊験あらたかな
社として信仰されています。
また、おめでたい事を相生と
呼ぶのは、ここから始まったとも
言われているそうです。
相生社の扁額
授与所
縁結びのお守りがたくさん!
こちらにも若い女性の
参拝者が多くみられました。
連理の賢木(れんりのさかき)
御神木の連理の賢木(れんりのさかき)。
二本の木が一本に結び付き
根元には子供の木が生えている
という、正に縁結びの御神徳の
現われの木で、京の七不思議の
ひとつにもなっています。
現在の連理の賢木は四代目。
年月が経ち、木が枯れてしまっても
糺の森の神域に、また生まれて
来るそうです。
末社・井上社(御手洗社)
お祓い・お清めの社
御祭神は瀬織津姫命。
葵祭では社殿前の御手洗池にて
斎王代の禊が行われます。
土用の丑の日には足つけ神事が
行われ、毎年多くの参拝者で
賑わいます。
立秋の前夜には矢取りの神事
というお祓いの神事が行われます。
この御手洗池の底から自然に
吹き出た水泡を模ったものが
みたらし団子だと伝えられています。
水みくじ
せっかくなので水みくじを
授与所で頂き、御手洗池に
浮かべてみました。
授与所
水みくじやお守り、
限定の御朱印帳などの授与品は
もちろん、お土産なども
こちらの授与所で購入できます。
京都らしい画が
撮れました♪
参拝記念にいかがでしょう^^
摂社・比良木社
開運厄除けの神社
出雲井於神社
(いずもいのへのじんじゃ)、
通称・比良木社。
御祭神は建速須佐乃男命です。
下鴨神社の中でも最古の
貴重な社殿だそうですよ。
厄年の御祈祷として
この神社の周りに御献木すると
ことごとく柊になって
願いが叶うことから
「なんでも柊」と呼ばれ
京の七不思議のひとつに
数えられています。
お茶の神様
お祭りにお茶を薬草として
お供えされることから
お茶の神様としても
信仰されているそうです。
境内その他みどころ
鳥居と石柱
世界遺産の石碑
平成6年(1994)に
世界遺産に登録されました。
手水舎
南口鳥居
さざれ石
楼門
舞殿
賀茂祭(葵祭)の時に
勅使が御祭文を奏上し
東遊が奉納される御殿です。
橋殿
御蔭祭の時、御神宝を
奉納する御殿。
現在では名月管弦祭や
正月神事などの年中行事の
際に神事芸能が奉納される
社殿となっています。
細殿
歴代天皇の行幸、法皇、上皇、
院の御幸の安在所であったり
「鴨社歌会」などが度々
行われた御所です。
神服殿
夏・冬の御神服を縫製する
御殿だったことが
名前の由来です。
「開かずの間」と伝えられ
ていますが、古くから
御所が災害に遭われた時の
臨時の御座所と定められています。
供御所
御殿の中は東・中・西の
三間に分かれており
供御所(東の間)は
神饌を調理するところと
なります。
三井神社
御祭神:
(東社)
伊可古夜日売命
(中社)
賀茂建角身命
(西社)
玉依姫命
(西側末社)
諏訪社:建御名方神
小杜社:水分神
白鬚社:大伊乃伎命
(猿田彦神)
剣の間
賀茂祭(葵祭)の時に
勅使がここで剱を解かれます。
言社(ことしゃ)
十二支のお社。
ご自身の干支のお社に
お参りしてみてはいかがでしょう。
授与所
お守りやお土産などはこちらで。
さるや休憩所
南口鳥居のすぐそばにある休憩所。
御朱印
下鴨神社本社
初穂料は500円。
直書きして頂けます。
新元号奉祝記念・特別御朱印
初穂料は1,000円。
書置きのみです。
比良木社
初穂料は500円。
書置きのみです。
相生社
初穂料は500円。
書置きのみです。
御手洗社
初穂料は500円。
書置きのみです。
雑太社
初穂料は500円。
書置きのみです。
上記6つの御朱印は
こちらの授与所で頂けます。
河合神社
初穂料は500円。
書置きのみです。
河合神社の授与所にて
頂けます。
授与品
むすび守り
相生社にて、カード型の
縁結びのお守りを頂きました。
スマホカバーに入れ
常に持ち歩いています^^
祭事
毎月1日 月次祭
1月 成人祭、初えと祭
1月1日 歳旦祭
1月4日 蹴鞠はじめ
1月5日 年賀祭
1月9日 初大国
1月15日 初粥祭
2月3日 節分祭
2月初午 初午祭
2月11日 紀元祭
2月17日 祈年祭
3月3日 流し雛
3月7日 三井社祭
4月1日 沢田社祭
4月14日 日吉社祭
5月 献花際、献茶祭、煎茶献茶祭
5月3日 流鏑馬神事
5月4日 斎王代御禊の儀、古武道奉納
5月5日 歩射神事
立夏の日 更衣祭
5月12日 御蔭祭
5月14日 堅田供御人鮒奉献祭
5月15日 賀茂祭(葵祭)
6月1日 貴布祢社祭
6月上旬 蛍火の茶会
7月土用 御手洗祭(足つけ神事)
8月1日 霊璽社祭
立秋前夜 夏越神事
9月 印章祈願祭
9月9日 結納祭
中秋の名月 名月管絃祭
10月14日 出雲井於社祭
10月17日 神嘗祭
10月20日 崇敬者大祭
10月23日 霜降祭
立冬の日 更衣祭
11月3日 明治祭
11月15日 七五三詣、河合社祭
11月23日 新嘗祭
11月28日 比良木社 お火焚祭
12月12日 御薬酒、若水神事
12月13日 相生社祭(縁結び祭)
12月22日 御内儀御祈祷祭
12月23日 天長祭
12月31日 除夜祭、大祓式
アクセス
拝 観 時 間 :6:30~17:00
御朱印授与時間 :要確認
〒606-0807
京都市左京区下鴨泉川町59
TEL:(075)781-0010
京阪・出町柳駅より
徒歩約10分
近隣の名所
旧三井家下鴨別邸
鴨社資料館・秀穂舎
京都かるた御朱印帳
【し】
京都かるた御朱印帳とは
管理人・綾幸が参拝した京都の神社で
かるた風の絵札、文字札を作成し
五十音順にご利益や御朱印を紹介する
自己満足の企画です〆(・ω・o)
このように、一冊の本になる様に
作成中です!
さいごに(管理人覚書)
管理人・綾幸が初めて
下鴨神社に訪れたのは
2019年8月18日、
【糺の森の光の祭】でした。
「もう少し過ごしやすい気候に
なったら、改めて参拝しよう!」
と決意し、約2ケ月後に念願
叶い、再び来ることが出来ました。
今回、天候にも恵まれて
境内をゆっくりと回れたので
本当に来て良かったです。
10年程前に一度、誘われて
葵祭を観に行ったことが
あるのですが、その頃は
神社や歴史等にあまり
興味がなく、今思えば
とても勿体無いことを
していました^^;
来年は下鴨神社の
様々な神事にも
行ってみたいと思います。
参拝日:2019年10月13日(日)
*最後までお読みいただきありがとうございました*