雪月花の三名庭・雪の庭を眺めながら妙満寺で心洗われる時を過ごそう!【京都市左京区】

 

妙満寺DATE

 

山 号 : 妙塔山

宗 派 : 顕本法華宗・総本山

御本尊 : 三宝尊

札 所 : 洛中法華21ケ寺

 

2023年1月26日 積雪の妙満寺

 

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略縁起

 

妙満寺を創建した日什大正師は
元々は玄妙という名の天台宗の僧で
比叡山三千の学頭にまでなった人です。

故郷の会津で日蓮大聖人の教えに触れ
67歳の時に改宗。

68歳で上洛して後円融天皇に上奏し
二位僧都の位と洛中弘法の綸旨を受け賜りました。

康応元年(1389)、六条坊門室町(現在の
烏丸五条あたり)に妙満寺を建立しますが
その後、幾度かの兵火に遭い移転を
余儀なくされます。

現在の岩倉の地に移転したのは
昭和43年(1968)とのこと。

 

妙満寺の見どころ

 

雪の庭

俳諧の祖・松永貞徳作庭のひとつ、雪の庭

 

比叡山の借景が美しい
枯山水の庭園です。

心が洗われるような景観。

人が少ない平日の昼間の時間帯だったからか、
ほぼ貸し切り・独り占め状態で
拝観できました…!

氷柱ができていましたよ。

 

五条大橋 橋脚蹲踞

天正の時代、豊臣秀吉公の命で
架けられた五条大橋の橋脚の一部。

 

御本堂

御本堂も美しく雪化粧。

 

御本堂側からは比叡山が一望できます。

 

安珍・清姫伝説の鐘

御本堂には安珍・清姫伝説の鐘が
納められています。
(撮影禁止の為、画像はありません)

 

安珍・清姫伝説

真砂庄司の娘、清姫に一目惚れされた
熊野詣に来た修行僧、安珍。

熊野の帰りに必ずまた立ち寄ると約束しましたが
約束は果たされることはありませんでした。

激怒した清姫は大蛇となって
道成寺の鐘に逃げ込んだ安珍を
焼き殺してしまいます。

安珍と清姫の伝説依頼、長い間
鐘が失われていた道成寺。

400年ほど経った正平14年、鐘を再鋳し
盛大に鐘供養を行います。
その席に一人の白拍子が現れ
蛇に姿を変え鐘を引きずり下ろしました。

近隣に厄災が続いたため、この鐘は
竹林の中に埋められてしまったのですが
200年ほど経った天正年間に掘り起こされ
清姫の怨念を解くために
妙満寺に納められたとのことです。

安珍・清姫伝説の霊話は能や歌舞伎など
古典芸能に取り入られています。

 

仏舎利大塔

釈迦牟尼仏が悟りを開いた聖地に
建てられた供養塔、インド・ブッタガヤ大塔を
イメージして昭和48年に建立された仏舎利大塔。

ブッダガヤ大塔を模ったものとしては
日本初の建築だそうです。

一階には釈迦牟尼仏坐像が安置されています。

 

お釈迦様が悟りを開いた金剛宝座。

 

ここにも氷柱が。

 

境内

 

参道

境内には約3,000株のつつじが植えられているとか。

つつじが咲き乱れる参道も
観に行きたいです。

参拝した日にはうっすらと
氷が張っていました。

 

手水舎

鐘楼

境内案内板

方丈

参拝の受付や御主題はこちらで。

 

中川の井

寺町二条時代の境内にあった遺構を
移したもの。
能阿弥が定めた京都七名水のひとつ。

 

御本殿へと続く廊下

 

成就院

妙満寺の塔頭、成就院。

誰かが作った雪だるまが
出迎えてくれました^^

 

御主題

 

通常御主題。

書置きは¥300、直書きは¥500です。

 

『雪の庭』切り絵御主題は¥1,000。

 

他にも素敵な切り絵御主題があります!

 

 

妙満寺へのアクセス

 

市営地下鉄・烏丸線「国際会館前」より徒歩約17分

叡山電鉄本線「木野」より徒歩約5分

 

 

最後に(管理人覚書)

前日に降った雪のおかげで
こんなに素敵なお寺と景色に
出会うことが出来ました。

ここ妙満寺の『雪の庭』、
清水寺の『月の庭』、
北野天満宮の『花の庭』、
皆さんも雪月花の庭で
古都京都の魅力を再発見してみませんか?

 

 

*最後までお読み頂きありがとうございます*

 

 

 

 

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