八坂神社(やさかじんじゃ)
「祇園さん」と親しまれている八坂神社は全国の祇園社の総本社。
御本殿の下には龍神様が住んでいるという伝説があります。
また、大地の気のパワーを宿す”御神水”や舞妓さんも参拝に訪れるという
美の御利益がある”綺麗になれる美容水”、縁結びのご利益など女性必見の
パワースポットが盛りだくさん!
そんな八坂神社の見どころや、素敵な御朱印の数々をご紹介します!
四条通から見る西楼門
御祭神と御由緒
御祭神
(中御座)素戔嗚尊(すさのおのみこと)
(東御座)櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)
(西御座)八柱御子神(やはしらのみこがみ)
創建
斉明天皇2年(656年)
社伝によると斉明天皇2年、高麗句からの使節・伊利之使主(いりしおみ)が
新羅国の牛頭(ごず)山の神を山城国愛宕郡八坂郷に祀ったことが始まりと言われています。
また創建には諸説あり、一説には貞観18年(876年)南部の僧・円如が建立し御堂に
薬師千手などの像を安置してほどなく、祇園神が*垂迹(すいじゃく)したものとも
言われています。
*垂迹=神仏習合思想のひとつで、神様は仏様・菩薩様が人々を救済するために仮に姿を変えて現れたとする説(本地垂迹説)
ご利益
縁結び 厄除け 家内安全 無病息災 開運招福 学業成就 合格祈願 美容祈願 など
札所等
素戔嗚尊を訪ねて-平成のおかげ参り- 第31~33番
京都五社巡り
境内と見どころ
鳥居
こちらの南楼門が正門となります。
神様に失礼にならないよう、参拝時はここからスタート!
狛犬
手水舎
南楼門を入ってすぐ左手にあります。
舞殿(ぶでん)
京都市中の花街の置屋や料理屋から奉納された灯篭は、毎夜点灯されています。
御本殿
現在の社殿は承応3年(1654年)、徳川家綱が再建したもので「祇園造」と呼ばれる珍しい建築様式。
最も仏寺建築に近い神社建築様式とされています。
御本殿の下には池があり、大地のエネルギーが集まる龍穴となっているそう。
その水脈は神泉苑や東寺にも繋がっているのだとか。
本殿の東の柱の下で、西を向いて柏手を打つと音が大きく反響することから
『龍吼(りゅうぼえ』と呼ばれる八坂神社の七不思議のひとつ。
柱の上を見上げると木彫りの青龍が。
青龍が柏手に喜んで応えてくれているのかもしれませんね。
稲荷社
玉光稲荷社
御祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
御利益:商売繁盛 五穀豊穣
玉光稲荷社を奥へと進むと命婦稲荷社があります。
命婦稲荷神社
御祭神:三狐神(みけつかみ)
稲荷神のお使い、あるいは眷属である狐が「命婦」(みょうぶ)の官位を授かったことから
「命婦稲荷」という名前が付いています。
御神水
気のパワーを頂けるという、有り難い湧き水。
この御神水を飲んでから境内にある美御前社にお参りすると美人になれるそうですよ!
大神宮社
御祭神:(内宮)天照大御神 (外宮)豊受大神
御利益:国土安泰 開運招福 福徳円満 勝負運 農業・漁業守護 産業振興 厄除け など
悪王子社
御祭神:素戔嗚尊の荒魂
御利益:諸願成就
もともとは東洞院の下悪王子町にありましたが、明治10年(1877)
八坂神社境内に移築されました。
悪王子の「悪」は「悪い」という意味ではなく「強力な」という意味です。
「荒魂」とは現実に姿を顕す、非常に強いパワーを持った神様の魂。
力強い素戔嗚尊様が、前向きで向上心のあるアナタの願いに
耳を傾けてくれそうですね!
祓所(はらえど)
美御前社
御祭神:宗像三女神(むなかたさんじょしん)
多岐理比売命(たきりびめ)・多岐津比売命(たきつひめ)・市杵島比売命(いちきしまひめ)
御利益:美容・美肌 音楽・芸術上達 開運招福 交通安全 など
末社の中でもひときわ参拝客で賑わう美御前社は天照大御神と素戔嗚尊の誓(うけい)によって
生まれた三人の美しい女神様たちをお祀りしています。
神仏習合の時代には市杵島比売命様は弁財天様と同一とされ
美貌や財福、芸能の神様として信仰されてきました。
そのため、舞妓さんや美容関係の方も多く参拝されるそうですよ。
美容水
この「美容水」を2~3滴手に取り肌に付けると
身も心も美しくなれるという霊験あらたかな湧き水。
日吉社
御祭神:大山咋神(おおやまくいのかみ)・大物主神(おおものぬしのかみ)
御利益:家系繁栄 開運招福 産業繁盛 厄除け
大山咋神様はお酒の神様。
大物主神は大国主神の和魂(にぎみたま)とされています。
刃物神社
御祭神:天目一箇神(あめのまひとつのかみ)
御利益:金属業・農業・漁業守護 家内安全 開運招福 火難除け 眼病除け
天目一箇神様は刃物の神様。
「苦難を断ち切り未来を切り開く」と書かれてある通り、切れ味の良い刃物で
悪運をすぱっと切り裂き、素晴らしい未来へと導いてくれそうですね!
五社
八幡社・御祭神:応神天皇(おうじんてんのう) 武の神
竈神社・御祭神:奥津日子神(おくつひこのかみ)・奥津日売神(おくつひめのかみ) 竈の神
風神社・御祭神:天御柱命(あめのみはしらのみこと)・国御柱命(くにのみはしらのみこと) 風の神
天神社・少彦名命(すくなひこなのみこと) 薬の神
水神社・高龗神(たかおかみのかみ)・罔象女神(みづはのめのかみ) 水の神
祖霊社
八坂神社の関係者の御霊をお祀りしています。
厳島社
御祭神:市杵島日売命
北門近くより本殿を望む
木々の緑に朱色が映えますね。
紅葉の季節の景色も楽しみです。
神馬舎
明治8年までは境内で実際に神馬が飼われていましたが、現在は木製神馬が二頭奉安されています。
十社
多賀社・御祭神:伊邪那岐命(いざなぎのみこと) 素戔嗚尊の父神
熊野社・御祭神:伊邪那美命(いざなみのみこと) 素戔嗚尊の母神
白山社・御祭神:白山比咩命(しらやまひめのみこと) 水の神
愛宕社・御祭神:伊邪那美命(いざなみのみこと) 素戔嗚尊の母神
火産霊命(ほむすびのみこと) 火伏せの神
金峰社・御祭神:金山彦神命(かなやまひこのみこと) 鉱物・金属の神
磐長比売命(いわながひめのみこと) 延命長寿の神
春日社・御祭神:天児屋根命(あめのこやねのみこと) 中臣氏の祖神
武甕槌神(たけみかづちのかみ) 武の神
斎主神(いわいぬしのかみ) 武の神
比売神(ひめがみ) 天児屋根命の妃神)
香取社・御祭神:経津主神(ふつぬしのかみ) 武の神
諏訪社・御祭神:健御名方神(たけみなかたのかみ) 武の神
松尾社・御祭神:大山咋命(おおやまくいのみこと) 素戔嗚尊の御子神、山の神
阿蘇社・御祭神:健磐龍神(たけいわたつのかみ) 神武天皇の孫神
阿蘇都比咩命(あそつひめのみこと) 健磐龍神の妃神
速甕玉命(はやみかたまのみこと) 阿蘇氏の祖神
大年社
御祭神:大年神・巷社神(ちまたのやしろかみ)
蛭子社
御祭神:事代主神
御利益:五穀豊穣 商売繁盛 厄除開運 福徳円満 病気平癒 航海安全
「祇園のえべっさん」と親しまれ、商売繁盛、福の神として信仰されています。
正保3年(1646)建造の社殿は国の重要文化財に指定されています。
ふれあいえびす像
平成17年(2005)に奉納された像。
開運招福を願いながら手を触れてお詣りして下さい。
大国主社
御祭神:大国主神 事代主神 少彦名命
御利益:縁結び 開運招福 など
大黒さまと白うさぎの像
太田社
御祭神:猿田彦神 天鈿女命(あめのうずめのみこと)
御利益:開運招福 交通安全 芸能 など
疫神社
御祭神:蘇民将来
御利益:厄除開運
参拝した日は修復工事中でお参りすることが出来ませんでした。
西楼門
参拝したこの日、ピンクリボンの『スタンプラリー&イベント』が開催されていました。
社務所
お守りやお札、御朱印はこちらで頂けます。
青龍石
御神水で清め祈祷された有り難い青龍石。
初穂料は1,000円です。
祇園水の自動販売機
採水所は高知県室戸沖2200m水深344mとあります。
御神水や美容水などの湧き水をボトリングしているワケじゃないみたいですね^^;
御朱印
八坂神社の御朱印
初穂料:500円(手書き) 300円(書置き)
悪王子社の御朱印
初穂料:300円(書置き)
疫神社の御朱印
初穂料:300円(書置き)
蛭子社の御朱印
初穂料:300円(書置き)
大神宮社の御朱印
初穂料:300円(書置き)
美御前社の御朱印
初穂料:300円(書置き)
大国主社の御朱印
初穂料:300円(書置き)
玉光稲荷社の御朱印
初穂料:300円(書置き)
刃物神社の御朱印
初穂料:300円(書置き)
又旅社の御朱印
初穂料:300円(書置き)
冠者殿社の御朱印
初穂料:300円(書置き)
限定御朱印
青龍の御朱印
初穂料:500円(書置き)
縁結び参拝記念・御神縁朱印
八坂神社の御神紋「祇園木瓜(ぎおんもっこう)」をかたどり編まれた飾り結び
「八坂紋結び」が印された限定御朱印は神様と御神縁を結んだという印の御朱印です。
初穂料:500円(書置き)
祭事
八坂神社には年中を通して神事や行事がたくさん!
詳細は公式サイトの年中行事をご覧ください。
アクセス
拝 観 時 間 : 24時間参拝可
御朱印授与時間 : 9:00~16:00
〒605-0073
京都市東山区祇園町北側625
TEL:(075)651-6155
FAX:(075)531-1126
阪急・河原町駅より徒歩約10分
京阪・祇園四条駅より徒歩約5分
市バス・祇園より徒歩すぐ
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(管理人覚書)
西楼門から入ると出店がたくさん出ていました。
お昼前、小腹が減ったのでチーズ入はしまきを購入。
美味しかったです。
参拝した日、結婚式が行われていました。
神前式の結婚式、とても素敵ですね!
幸せのお裾分けをしていただいたようで嬉しかったです。
末永くお幸せに!
参拝日:2018年10月7日(日)
*最後までお読みいただきありがとうございました*