萬福寺
京都府宇治市にある黄檗山・萬福寺。
中国の高僧・隠元隆琦禅師によって
開山された、黄檗宗のお寺です。
インゲン豆やレンコン、スイカは
隠元禅師が日本に広めた食べ物だとか!
|
建築物等、中国的な特徴が色濃く
日本のお寺とは違った雰囲気♪
建築物はもちろんのこと
龍の背の鱗をモチーフにした石條や
時を告げる、魚の形をした開梆(かいぱん)
など、見どころ満載なお寺なのです!
開梆
行事や儀式の刻限を知らせる法器。
木魚の元になったものだそうです。
奥に見える雲の形をしているものは
雲版と呼ばれる、朝昼の食事と
朝課の時に打たれる青銅製のもの。
開梆の裏側に回ってみると・・・
打たれた跡がなんだか痛々しい…?^^;
石條
正方形の白い石を◇◇◇(菱形)に敷き
両側を石條で挟んだ特殊な形式の参道。
三門
御本殿
黄檗ランタンフェスティバル
ランタンフェスティバル概要
隠元禅師渡来368年、隠元禅師350年遠忌諱を
記念して開催されている黄檗ランタンフェスティバル。
中国ランタンが萬福寺の境内を彩ります!
期間・時間
令和4年10月28日(金)~令和5年1月31日(火)
17:30~21:00(最終入場20:30)
入場料
大 人 ¥2,500
中高生 ¥1,000
小学生以下と身障者ご本人は無料です。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
2022年11月5日(土)に行ってきましたので
ギャラリーにてその様子をお楽しみください♪
ギャラリー
日中友好の門
総門の前に設置されたランタンの門。
入る前からワクワクが止まりません…!
一心同体
小さなオブジェは人間の個体、
中央の大きなオブジェは世界の国。
個体の力と光を集めた、人間が輝く
銀河社会を表現しています。
三門までの参道では
美しい花や蝶、愛らしいパンダが
出迎えてくれます。
幸福満載(こうふくまんさい)
十のポーズをとると「福」の文字が完成します♪
神聖な蓮池(しんせいなはすいけ)
仏教を象徴する花、蓮。
その周りで乱舞する魚たち。
蟠桃会の孫悟空(ばんとうえのそんごくう)
桃源郷(とうげんきょう)
隠元禅師渡来(いんげんぜんじとらい)
隠元禅師は江戸時代初期に
20人のお弟子さんと共に
長崎に来港されました。
麒麟瑞獣(きりんずいじゅう)
中国の伝説上の瑞獣、麒麟。
他のランタンとは違って、色のついた小瓶で
構成されていて、内部の光を反射させ
光り輝いています。
松鶴延年(しょうかくえんねん)
長寿を祝う吉祥の言葉。
仕女の花見(しじょのはなみ)
龍舞賀春(りゅうまいがしゅん)
龍舞は春節や豊作祈願などを目的に行われる
中国圏の伝統的な踊りです。
鹿王本生(ろくおうほんしょう)
隠元禅師の茶器
隠元禅師のお茶の淹れ方は
沸騰したお湯に茶葉を入れるので
「唐茶」と呼ばれました。
敦煌の飛天(とんこうのひてん)
南海観音(なんかいかんのん)
上善若水(じょうぜんはみずのごとし)
etc.
灯篭の美しさにウットリ♪
開梆もほんのり色づいています^^
こちらは体感型。
ブランコのように乗ることができます。
音符の周りの円を踏むと
ドレミの音が出ます。
色とりどりの持ち歩き用ランタン。
御朱印
ランタンフェスティバル御朱印
ランタンフェスティバル限定御朱印。
二種類あり、初穂料は500円です。
新年の御朱印
2023年のお正月に頂いた御朱印。
こちらの初穂料も500円です。
萬福寺へのアクセス
JR黄檗駅より徒歩約4分
京阪宇治線・黄檗駅より徒歩約8分
最後に(管理人覚書)
初めて萬福寺を訪れた時
「横浜の中華街や神戸の南京町みたいだ!」と
妙にテンションが上がりました(笑)。
よく横浜中華街や神戸南京町では
ゴマ団子やブタまんを食べ歩いたもんですが
萬福寺では隠元禅師が中国から伝えた
精進料理、普茶料理を頂くことができるんです!
結構いいお値段なので管理人はまだ
食べたことがないのですが
お弁当サイズの¥3,000コース
もあるようなので、いつかは
食べてみたいです…!
ランタンフェスティバルは
2023年1月末までです。
気になる方は萬福寺へ急いで~!
*最後までお読み頂きありがとうございます*