西大路七福社ご利益めぐりとは
こんにちは!
管理人の綾幸(あやゆき)です。
皆さんは西大路七福社ご利益めぐりをご存じですか?
京都・西大路をはさんだ東西にある
由緒ある七つの神社を参拝し
御朱印を授かるというご利益巡り。
西大路界隈の歴史を知ってもらおうと
昭和58年(1983)から始まりました。
毎年、元旦から2月末まで開催される
西大路七福社ご利益めぐりは
安産や学問、出世開運、延命長寿など
人生の節目節目を守ってくださる
神様のご利益を頂ける巡礼です。
35周年記念に作られた冊子
西大路七福社ご利益どうやって巡るの?
七つの神社を巡る順番は決まっていません。
最初に参拝した神社で色紙(無料)を頂き
各神社でその色紙に御朱印(500円)を
押してもらいます。
管理人は今回で5回目の参拝となります。
今回は2023年兎年の色紙(御朱印)と共に
西大路の七社をご紹介させていただきます!
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西大路七福社参拝ルート
全行程約7キロということで
足腰に自信のある方なら
徒歩で回れる距離です。
今回私も南区の吉祥院天満宮から
北区のわら天神宮まで
全て徒歩で参拝しました。
2023年参拝ルート
9:50 JR西大路駅
↓ 徒歩約15分
10:05 吉祥院天満宮
↓ 徒歩約20分
11:00 若一神社
↓ 徒歩約30分
11:45 西院春日神社
↓ 徒歩約37分
12:30 大将軍八神社
↓ 徒歩約12分
13:25 熊野神社衣笠分
↓ 徒歩約7分
13:45 平野神社
↓ 徒歩約6分
14:45 わら天神宮
途中で飲み物やトイレ休憩を
挟みましたが余裕で一日で
巡れる距離でした!
全行程を歩く自信がない方でも
西大路には市営バスが走っており
疲れたらバスでの移動も出来るので
気楽に回ってみてください♪
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吉祥院天満宮
吉祥院天満宮DATE
御本殿
御祭神 :菅原道真公、吉祥天女 他
ご利益 :ちえと能力開発
菅原道真公誕生の地とされる吉祥院天満宮。
北野天満宮よりも創建が早い
最初の天満宮と言われています。
吉祥院天満宮については
上記の記事もご覧ください。
なで牛
この牛さん、なんと
おなかの部分をくぐれちゃいます!
吉祥天女が祀られているお堂
神仏習合の名残で、仏堂建築のまま
存在しています。
吉祥院天満宮の御朱印
初穂料は300円。
西大路七福社ご利益めぐりの御朱印の
初穂料は500円です。
色紙の御朱印
通常御朱印
上が平成30年(2018年)、下が令和2年(2020年)に
頂いた御朱印です。
書き手さんが違うと御朱印の雰囲気も違ってくるので
それがまた楽しいですね^^
特別御朱印等
令和5年(2023年)に頂いた
金の文字の御朱印。
吉祥院天満宮へのアクセス
JR西大路駅より徒歩約14分
若一神社
若一(にゃくいち)神社DATE
楠社から見る鳥居
御祭神 :若一王子
ご利益 :開運、出世
若一王子とは神仏習合の神様で
天照大神や瓊瓊杵尊と同一視されている神様。
平清盛像
平清盛の別邸、西八条殿の跡にある神社です。
お告げにより若一王子の御神体を見つけ祀った後
平清盛は翌年、太政大臣に任命されます。
このことより開運出世の神社として
崇拝されています。
若一神社神供水
御神前にお供えされる、開運出世の水。
京都の座敷童伝説
楠社
平清盛が太政大臣に任ざれたことを感謝して
手植えされた楠。
この楠社(くすやしろ)には座敷童が
住んでいると言われていて
「座敷童を見た」「写真に写っていた」
という方もいらっしゃるそうです!
実際、管理人が参拝した時も
ご夫婦と思われる方が
「ここに写ってるんですよ~!」と
スマホの画像を神社の方に
見せている、という場面に遭遇しました。
私も見せてもらえば良かったな~。
座敷童のお守り
初穂料は800円です。
毎年女の子の座敷童を連れて帰るのですが
2023年参拝時は男の子の座敷童のお守りがあったので
この子を連れて帰ってきました。
若一神社の御朱印
色紙の御朱印
通常御朱印
左は令和2年(2020年)、右は令和3年に
頂いた御朱印です。
若一神社へのアクセス
JR西大路駅より徒歩6分
若一神社から西院春日神社まで歩いて33分。
西大路をひたすら北上します!
西院春日神社
西院春日神社DATE
鳥居
御祭神 :春日神
ご利益 :病気平癒、厄除け、旅行安全
春日神は春日大社の御祭神である四柱の神
(武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神)
の総称です。
淳和天皇の内親王、崇子内親王の疱瘡を
一夜で治したという疱瘡石が祀られていて
病気平癒や厄除けのご利益があると
歴代天皇や貴族からも深く信仰されてきました。
境内は写真撮影不可の為
鳥居の画像のみとなります。
西院春日神社の御朱印
色紙の御朱印
通常御朱印
境内社・御旅所の御朱印
境内社の還来(もどろき)神社と
御旅所の野々宮神社の御朱印も頂けます。
西院春日神社へのアクセス
阪急京都本線西院駅、京福嵐山本線、
市営バス「西大路四条」より徒歩約3分
西院春日神社から次の目的地、
大将軍八神社までは徒歩約37分。
ひたすら歩きます!
大将軍八神社
大将軍八神社DATE
御本殿
御祭神 :素戔嗚尊、御子神八柱、聖武天皇、桓武天皇
ご利益 :方除け、厄除け
桓武天皇の勅願により奈良の春日山麓より
方位神・大将軍を勧請し
国家守護、国民の繁栄を祈念したのが始まり。
江戸時代に大将軍神をはじめ
暦の神様と素戔嗚尊、その御子八神が習合し
建築や移動、婚姻、旅行、交通などの
あらゆる厄災から守護してくださる
方除け、厄除けの神様として
信仰されています。
方徳殿(宝物庫)
重要文化財である80体の大将軍神像群が
安置されている宝物庫。
開館日は5月1日~5日と10月1日~5日です。
御本殿横の白砂に描かれた「卯」の文字
大将軍八神社の御朱印
色紙の御朱印
通常御朱印
平成31年(2019年)に頂いた御朱印。
令和3年(2021年)に頂いた御朱印。
大将軍八神社の御朱印帖
星座が描かれたカッコいい御朱印帖!
初穂料は1,500円です。
大将軍八神社へのアクセス
市バス「北野天満宮前」より徒歩約3分
市バス「北野白梅町」より徒歩約4分
熊野神社衣笠分社
熊野神社衣笠分社DATE
御本殿
御祭神 :伊弉冉尊、伊弉諾尊、天照大神、速玉男尊、事解男尊
ご利益 :縁結び、安産、病気平癒
こちらは京都市左京区にある熊野神社の分社。
鉄筋コンクリート造りの近代的な神社です。
熊野神社衣笠分社の御朱印
色紙の御朱印
通常御朱印
特別御朱印等
特別御朱印の初穂料は500円。
この他にも見開きの御朱印もありました!
熊野神社衣笠分社へのアクセス
市営バス「衣笠校前」より徒歩約4分
平野神社
平野神社DATE
境内
御祭神 :今木皇大神、久度大神、古開大神、比売大神
ご利益 :開運、良縁、心願成就
拝殿
平成30年の台風21号で倒壊してしまいましたが
令和4年12月に修復が完了しました。
桜の名所
約60種400本の桜の木があり
春には1ケ月半ほど
様々な桜を楽しむことができます。
十月桜
10月頃から咲き始め、春に二度咲きする十月桜。
(2023年1月13日撮影)
満開の桜を撮影できた際には
記事を更新する予定です!
水仙
桜の他にも様々な花が咲き誇る平野神社。
平野神社の御朱印
色紙の御朱印
通常御朱印
平野神社へのアクセス
市営バス「衣笠校前」より徒歩約2分
市営バス「わら天神前」より徒歩約4分
敷地神社(わら天神宮)
わら天神宮DATE
鳥居
御祭神 :木花開耶姫命
ご利益 :安産、子授け、縁結び
天長8年(831)、衣笠山の麓に氷室が設けられることになり
その夫役として割り当てられた加賀国の人々が
地元で崇拝していた菅生石部神社の分霊を勧請し
菅生石部神の母・木花開耶姫命を御祭神として
お祀りしたことに始まります。
安産のお守りとして藁が授与されることから
わら天神と呼ばれ親しまれています。
戌の日には安産を願う妊婦さん連れの
ご家族の列が鳥居の外まで続くほど、
京都では安産祈願で有名な神社。
六勝稲荷神社
伊勢神宮、石清水八幡宮、加茂神社、松尾大社、
伏見稲荷大社、春日大社の六神を御祭神とする
六勝稲荷神社。
試験合格の神様として崇められています。
わら天神宮の御朱印
色紙の御朱印
通常御朱印
わら天神宮へのアクセス
市営バス「わら天神前」より徒歩1分
満願記念品
七社全ての御朱印を頂いたら
色紙を頂いた時に同封されていた用紙に
連絡先と願い事を書いて
最後に参拝した神社で
記念品と引き換えてもらいます。
こちらが記念品の干支の置物。
毎年干支の置物と色紙を
神棚に飾っています。
過去の色紙
平成30年(2018)戌年
令和2年(2020)子年
西大路七福社ご利益めぐり38周年と
令和の御代の記念として
令和2年(2020)には特製色紙立てが
干支の置物と一緒に授与されました。
令和3年(2021)丑年
令和4年(2022)寅年
40回目を迎えた令和4年(2022)に
発行された冊子。
以前頂いた色紙を見ていて
「なぜ2019年の亥年には行かなかったのだろう」と
少しの間疑問に思い当時を思い返していたのですが...
2018年6月の大阪北部地震で私たち家族は被災し
しばらくの間、大変な思いで生活していました。
今はまた再びこうして神社巡りを楽しめる生活が
送れていることに、本当に心から感謝です...!
最後に(管理人覚書)
今回、5回目の参拝の西大路七福社ご利益めぐり。
5回目にして初めて、熊野神社衣笠分社へ
迷わずに行けました(笑)。
大将軍商店街の妖怪ストリートや
春の、桜が咲き誇る平野神社など
まだまだじっくりと巡りたい所が沢山!
訪れた際にはまた記事としてUPしますので
また遊びにいらしてくださいね!
*最後までお読み頂きありがとうございました*